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喫煙をするとインプラントに悪影響がある?長く使い続けるために大切なこと
こんにちは。岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」です。

インプラント治療を検討中の方や治療後のケアを考えている方は、日常生活の何気ない習慣が治療の成否や予後に影響を及ぼすことを理解する必要があるでしょう。なかでも、喫煙がインプラントの安定性や寿命に与える影響は軽視できません。
この記事では、喫煙とインプラントの関係をはじめ、インプラントを長く保つために大切なことを解説します。インプラント治療を検討中の方や、インプラントの手術を受けた方は、ぜひ参考にしてください。
喫煙をするとインプラントに悪影響がある?

タバコに含まれる有害物質は、インプラント治療の成功率や寿命にも悪影響を与える可能性があります。ここでは、喫煙がインプラントにどのような悪影響を与えるのかを詳しく見ていきましょう。
インプラント周囲炎を発症しやすくなる
喫煙によって血流が阻害されると、免疫力が低下し細菌に対する抵抗力も弱まります。その結果、インプラントの周囲に炎症が起こりやすくなり、これが進行するとインプラントを支えている骨が少しずつ吸収され、最終的にはインプラントが抜けるリスクがあります。
インプラント周囲の組織に炎症が起こる状態をインプラント周囲炎と呼びますが、進行すると天然歯の歯周病と同様の症状を呈し、治療が困難になるケースも少なくありません。
血行不良を引き起こす
ニコチンには血管を収縮させる作用があり、喫煙すると歯茎や顎の骨に届く血流量が減少します。顎の骨に十分な酸素や栄養が届かなくなると、炎症のリスクが高まります。
骨との結合が不十分になる
インプラントは、顎の骨に人工的な歯根を埋め込むことで、天然歯のような固定力を再現する治療法です。インプラント治療では、人工歯根と骨がしっかりと結合することが成功の条件となりますが、喫煙によってこの過程が妨げられる可能性があるのです。
喫煙が口腔内に与える影響

喫煙が歯に与える悪影響は広く知られていますが、インプラントだけではなく、天然歯や周囲の歯茎、さらには全体の口腔内環境にも深刻な影響を及ぼします。ここでは、喫煙が及ぼす影響について解説します。
口臭が強くなる
タバコに含まれるタールなどが口の中に残ると不衛生になり、口臭が強くなります。口臭が強くなれば、対人関係に影響を及ぼすかもしれません。
口内炎の治癒が遅れる
日常的に口内炎ができやすい方は、喫煙をしていることが影響しているのかもしれません。タバコに含まれる有害物質が粘膜の血流を悪化させ、栄養や酸素が不足することで、粘膜の修復が遅れるためです。
歯周病のリスクが高まる
喫煙者は、非喫煙者に比べて歯周病にかかるリスクが高くなることが知られています。また、喫煙者は歯ぐきの出血や腫れといった初期の炎症反応が現れにくいため、進行に気づかず放置されやすいという特徴もあります。
歯を支える組織が弱くなると、天然歯がぐらついたり抜け落ちたりするリスクも増加してしまいます。
インプラント治療後に喫煙を続けるリスク

ここからは、インプラント治療後に喫煙を続けるリスクについて解説します。
インプラントの定着が妨げられる
インプラントが骨にしっかりと定着するには、良好な血流が欠かせません。喫煙により血管が収縮し、血流が低下することで、インプラント周辺の骨や歯肉への酸素や栄養の供給が滞ってしまいます。
インプラントと顎の骨の結合がうまく進まないと、ぐらつきや脱落といった問題につながりかねません。
手術後の腫れや痛みが長引く
喫煙を続けていると、術後の腫れや痛みが長引くこともあります。これは免疫力の低下や血流の阻害によって、手術部位の回復が遅れるためです。
インプラント周囲炎を引き起こす
喫煙者は、非喫煙者に比べてインプラント周囲炎にもなりやすいとされています。免疫力が低下するため、歯周病菌による影響を受けやすいのです。
インプラント周囲炎が進行すると、安定していたインプラントでもグラグラし始めることがあります。インプラント周囲炎は進行が早く、インプラントの脱落にもつながる可能性がある疾患です。
インプラントを長く使い続けるために大切なこと

インプラントを長く使い続けるためには、 日々のケアや習慣を改善する必要があるでしょう。ここでは、インプラントを長期的に使用するために意識したい5つのポイントを詳しく解説します。
これらのポイントを継続することで、インプラントの寿命を延ばし、健康な口腔環境を保てるでしょう。
喫煙を控える
インプラント治療後の禁煙は、治療の成功と将来の安定性を左右する重要な要素です。手術後、喫煙によって血管が収縮し、血流が悪化することで骨とインプラントの結合が阻害されやすくなります。適切に結合しなかった場合、インプラントが抜け落ちることがあるのです。
また、喫煙者は歯周病のリスクが高まり、インプラント周囲炎を発症しやすいとされています。これにより、インプラントを支える骨が徐々に壊され、最終的にインプラントがぐらつくことになります。
禁煙すれば、これらのリスクを大幅に減少させられるのです。
毎日のセルフケアを丁寧に行う
インプラントを長持ちさせるには、天然の歯と同様に毎日のセルフケアが欠かせません。特に、インプラントと歯ぐきの境目はプラークがたまりやすく、そこから炎症が広がるとインプラント周囲炎のリスクが高まります。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスを使って、細かな部分まで丁寧に清掃することが重要です。その際、力を入れすぎず、やさしく磨くことを心がけましょう。
定期的に歯科医院でメンテナンスを受ける
インプラントを長期間健康に保つためには、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けることが大切です。定期検診を受けることで、インプラント周囲炎などのトラブルを早期発見・早期治療できます。また、歯科医院では専用の器具を用いて、歯ブラシでは落とせないプラークや歯石の除去も実施できます。
これにより、インプラントを長く良い状態に保つことができるのです。
健康的な食生活を心がける
食生活は、インプラントの健康にも大きく影響します。インプラントの安定性は歯茎や顎の骨の健康状態の影響を強く受けるため、それらの状態を良好に保つことが非常に重要です。
カルシウムやビタミンD、マグネシウムなど、歯や骨の健康に必要な栄養素を十分に摂取することを意識しましょう。また、糖分の多い食品や酸性の強い飲料は、歯や骨の健康に悪影響を与える可能性があります。バランスの取れた食事を摂ることは、インプラントの寿命を延ばすことにもつながります。
全身の健康管理を行う
インプラントの状態は、全身の健康状態にも影響されます。糖尿病は、免疫力の低下や感染症のリスクを高めるため、インプラント周囲炎の悪化につながる恐れがあります。糖尿病などの持病がある方は、主治医とも相談しながら治療を進めましょう。
また、骨粗しょう症は、骨の質を弱くしインプラント周囲の骨の健康にも影響を与える可能性があります。骨密度を保つためのサポートが必要になる場合がありますので、歯科医師に相談するとよいでしょう。
まとめ

インプラント治療において、喫煙は成功率を下げる大きなリスクとなります。インプラントを長持ちさせるには、日々のセルフケアに加え、定期的なメンテナンス、そして全身の健康を意識した生活習慣が不可欠です。
喫煙がもたらす悪影響を理解し、より良い選択をすることが、インプラントの寿命を大きく左右するでしょう。
インプラント治療を検討されている方は、岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は「すべての方が安心して気軽に通える歯科医院」をコンセプトとして治療を提供しております。当院の診療案内ページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ご活用ください。
