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親知らずの痛みはどうして起こる?放置するリスクと対処法を解説
こんにちは。岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」です。

親知らずが痛むと、「しばらく様子を見ても大丈夫かな」「このまま放置してもいいのだろうか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。親知らずの痛みは一時的な違和感で済む場合もありますが、炎症や感染が進行しているケースもあり、放置すると症状が悪化するおそれがあります。
この記事では、親知らずの痛みが起こる原因や放置するリスク、痛みを軽減するためにできる対処法について解説します。親知らずの痛みに悩んでいる方や、抜歯すべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
親知らずとは

親知らずとは、前から数えて8番目に生えてくる永久歯で、正式には第三大臼歯と呼ばれる歯です。10代後半から20代前半にかけて生えてくることが多く、上下左右にそれぞれ1本ずつ、最大で合計4本あります。
ただし、生まれつき本数が少ない場合や、まったく存在しないケースもあります。
親知らずは顎の一番奥に位置するため、まっすぐ正常に生えるスペースが足りないことも少なくありません。その結果、斜めに生えたり、歯茎の中に埋まったままになったりすることがあります。このような生え方をすると、さまざまなトラブルや痛みを引き起こしやすくなります。
親知らずの痛みの原因

親知らずは、子どもから大人へと変化する口の中で、最も遅く生え始める永久歯です。親知らずの生え方はさまざまですが、トラブルの発生率が高いとされています。
ここでは、親知らずの痛みの原因を詳しく見ていきましょう。
智歯周囲炎
親知らずが斜めや横向きに生えていると、歯の周囲に深いポケット状の隙間ができやすくなります。その隙間には食べかすや細菌がたまりやすく、炎症を引き起こす原因となるのです。親知らずの周囲に起こった歯茎の炎症を、智歯周囲炎(ちししゅういえん)と呼びます。
智歯周囲炎は、軽度の腫れや痛みから始まり、進行すると顔の下半分が大きく腫れたり、口が開きにくくなったりすることもあります。さらに、激しい痛みを伴うことが多く、放置すると症状が悪化し、外科的処置が必要になるケースもあります。
虫歯
親知らずは奥に位置しているため、歯ブラシが届きにくく、虫歯になりやすい歯です。特に、斜めに生えている場合は、手前の歯との間に汚れがたまりやすく、気づかないうちに虫歯が進行しているケースも少なくありません。
親知らずが虫歯になると、ズキズキとした痛みが生じたり、冷たいものや甘いものがしみたりします。また、親知らずだけでなく、隣の健康な歯まで虫歯になるリスクがある点にも注意が必要です。
萌出
歯が歯茎を押し破って生えてくる過程を、萌出(ほうしゅつ)といいます。この時期には、歯が歯茎や顎の骨を押すため、違和感や鈍い痛みを感じることがあります。
多くの場合、萌出による痛みは一時的なものですが、生えるスペースが不足している場合や、生え方が悪い場合には痛みが長引きやすいです。そのまま炎症につながるケースもあるため、症状が続く場合は歯科医院でみてもらいましょう。
顎骨骨膜炎
親知らずの感染が進行すると、顎の骨の内部にまで炎症が広がり、顎骨骨髄炎を引き起こすことがあります。細菌感染によって顎の骨に炎症が起こる、重度の状態です。
顎骨骨髄炎になると、強い痛みや腫れ、発熱などの全身症状が現れることもあります。放置すると重症化するおそれがあるため、親知らずの痛みが長引く場合や腫れが強い場合には、早めに歯科医院を受診することが重要です。
親知らずの痛みを放置するリスク

親知らずは、成長過程で一番最後に生えてくる歯であり、痛みや違和感があっても我慢して過ごす方が多い歯といえます。
しかし、親知らずの痛みを放置すれば、さまざまなリスクを伴います。初めは軽い痛みや違和感だったケースでも、放置することで炎症が広がったり、顎や全身に悪影響を及ぼしたりするおそれがあるのです。
ここでは、親知らずの痛みを放置するリスクについて解説します。
隣の歯も炎症を起こす
親知らずが斜めに生えている場合、手前の歯との間に汚れがたまりやすくなります。その結果、親知らずだけでなく、隣の健康な歯まで炎症や虫歯を引き起こすおそれがあります。
特に、智歯周囲炎が慢性化すると、炎症が隣の歯の歯茎や歯周組織にまで広がり、歯周病の原因になることもあります。本来は問題のなかった歯の治療が必要になるケースもあるのです。
日常生活が影響を受ける
親知らずの痛みが続くと、食事や会話などの日常生活に支障をきたすことがあります。噛むと痛むために食事が十分にとれなかったり、口を開けにくくなって歯磨きがしづらくなったりすることもあります。
また、痛みや違和感が続くことで睡眠の質が低下し、集中力が落ちるなど、仕事や学業に影響が出る場合もあります。こうした状態が長引くと、心身のストレスにつながりかねません。
全身の健康に悪影響を及ぼす
親知らずの痛みや炎症を放置することは、全身の健康に悪影響を及ぼす場合があります。親知らず周辺の炎症が原因となって起こる智歯周囲炎では、局所的な腫れや痛みだけでなく、発熱やリンパ節の腫れなどの全身症状を伴うことがあります。
例えば、炎症が細菌により悪化し、顎下や首周りのリンパ節にまで広がってリンパ節炎を引き起こすケースがあります。一時的に高熱が出ることも珍しくありません。
親知らずは抜歯しないといけない?

親知らずは必ずしも抜歯しなければならないわけではありません。痛みや腫れなどの症状がなく、状態が良好であれば、親知らずを抜かずにそのまま維持しても問題ないケースもあります。
ただし、親知らずは口内の一番奥にあって歯磨きがしにくく、炎症を起こしやすいため、抜歯したほうがよいケースが多いです。特に、斜めや横向きに生えているもの、完全に生えてこないもの、きれいに生えていても噛み合わせが悪い場合などは、多くの歯科医院で抜歯が推奨されます。
親知らずの痛みを軽減するためにできること

親知らずの痛みが強くても、すぐに歯科医院を受診できないケースもあるでしょう。そのような場合でも、痛みを軽減しながら対処できる方法があります。以下に、自宅で試せる対処法をまとめました。
患部を清潔にする
親知らずが痛むときでも、歯磨きを怠ると細菌が繁殖し、炎症が進行する恐れがあります。やわらかめの歯ブラシを使い、優しく磨きましょう。また、タフトブラシを使用して、奥歯の隙間や歯ぐきとの境目を丁寧に清掃すると効果的です。
痛みが強いときでも丁寧にケアを続けると、症状の悪化を予防できます。
患部を冷やす
痛みや腫れが強い場合は、頬の外側から冷たいタオルや保冷剤を当てて冷やすと、炎症による熱を抑えられます。冷却する際は、15〜20分ごとを目安に行い、長時間連続して冷やし続けないようにしましょう。
鎮痛薬を使用する
鎮痛薬を使用することは、一時的な痛みの軽減に役立ちます。痛みがひどい場合は市販の鎮痛剤を服用することが可能ですが、他の薬との飲み合わせに注意し、用法・用量を守って服用してください。
鎮痛薬の効果が現れるまで30分~1時間程度かかるので、早めに服用しましょう。また、痛みが強いからといって頻回な服用は避けてください。内臓への負担が大きくなり、吐き気などの副作用が起こる可能性があるためです。
市販の鎮痛薬で痛みを抑えられない場合、あるいは痛みが強くなったり、腫れや発熱を伴ったりする場合は、痛みの原因となるトラブルが進行している可能性があります。早めに歯科医院で診てもらいましょう。
食事に気をつける
親知らずが痛むときは、噛む刺激によって痛みが強くなることがあります。そのため、硬いものや噛みごたえのある食べ物は避け、やわらかい食事を選ぶことが大切です。
おかゆやスープ、煮込み料理やヨーグルトなど、あまり噛まずに食べられるものを選ぶと、患部への負担を減らせます。また、辛いものや刺激の強い食べ物は炎症を悪化させるおそれがあるため、痛みがある間は控えたほうがよいでしょう。
体を休める
仕事や勉強、家事などで疲れていると、免疫力が低下して痛みを感じやすくなります。例えば「どうしても明日までに仕事を終わらせなきゃいけない」と残業をして疲れた翌日は、親知らずが特に痛むと感じる方も多いでしょう。
親知らずに限らず、歯や歯茎の痛みを感じたら、早めに休む時間を確保することが重要です。就寝時間を早めたり、週末は無理せず休息を取ったりすることで、自然治癒力の働きが高まり、痛みが和らぐことがあります。作業を優先するのではなく、無理をせずに休む時間を確保するよう意識してください。
まとめ

親知らずの痛みを放置すると、周囲の歯や歯茎、さらに全身に悪影響を及ぼす可能性があります。炎症や虫歯の進行、噛み合わせの問題を引き起こすと、将来的に大きな治療が必要になるかもしれません。適切な対処を怠ると、痛みが増すだけではなく、治療にかかる費用や時間も増大するリスクがあります。
痛みがあるときは、患部を清潔に保つ、冷やす、鎮痛薬を使用するなどの対処で一時的に症状を和らげることができますが、根本的な解決には歯科医院での治療が必要です。特に、腫れや発熱を伴う場合や痛みが長引く場合は、早めに受診することが大切です。
違和感や痛みを感じたら自己判断で放置せず、歯科医師に相談しましょう。
親知らずの痛みにお悩みの方は、岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は「すべての方が安心して気軽に通える歯科医院」をコンセプトとして治療を提供しております。当院の診療案内ページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ご活用ください。
