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歯の矯正期間はどれくらい?矯正前に知っておきたい基礎知識
こんにちは。岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」です。

矯正治療を検討されている方にとって、治療が完了するまでの期間は非常に重要な情報でしょう。治療期間が不透明だと、不安に思う方が多いのではないでしょうか。
この記事では、歯の矯正に要するおおよその期間や、治療期間が長くなるケース、治療期間を延ばさないためにできることについて詳しく解説していきます。矯正治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
歯の矯正期間はどれくらい?

矯正治療の期間は、治療の種類や歯の状態によって大きく異なります。ここでは、代表的な矯正方法ごとの目安をご紹介します。
部分矯正
部分矯正は、前歯など特定の歯のみを動かす矯正方法で、治療期間は3か月から1年程度で終わるのが一般的です。全体矯正と比べて治療対象とする歯が限られており、移動距離も短いことが多いので、全体矯正よりも治療期間が短くなりやすいです。また、その分、費用も抑えやすいのが特徴です。
軽度の叢生(歯並びの乱れ)やすきっ歯、矯正後の後戻りの修正などに行われることが多いです。
ただし、噛み合わせなどに問題がある場合は適応とならないこともあるため、歯科医師とよく相談しましょう。条件が合えば、効率的に歯並びを整えられる点が大きな魅力です。
全体矯正
全体矯正とは、すべての歯の位置や、噛み合わせを整える矯正方法です。歯並び全体を整えるため、動かす歯の本数が多く、調整にも時間がかかります。そのため、治療期間は部分矯正よりも長く、平均して1年半〜3年ほどとなることが一般的です。
また、歯を動かすスペースを確保するために抜歯を行うケースもあり、その場合は治療にかかる期間が延びることもあります。治療の内容や進行具合によって通院頻度や期間が異なるため、歯科医院でカウンセリングを受けて確認しておきましょう。
歯の矯正にかかる期間が長くなるケース

矯正にかかる期間には個人差があり、なかには当初の見込みよりも長く時間がかかるケースも存在します。ここでは、治療期間が延びやすい代表的な要因について詳しく解説します。
骨格に問題がある
顎の位置や大きさに問題があることで出っ歯や受け口になっている場合などは、歯の位置調整を行って歯並びを整えたとしても、下顎や上顎の突出感は改善されない可能性があります。矯正治療だけでは対応が難しいため、顎の骨格のバランスを整える外科手術が必要になるでしょう。
この場合、治療期間が長くなりやすいです。術前・術後の矯正期間を含めると、治療全体が5年程度になることもあるでしょう。
虫歯や歯周病がある
矯正治療を開始する前に、虫歯や歯周病が見つかった場合は、それらの治療を優先する必要があります。放置して矯正を始めると、矯正中に症状が悪化し、最悪の場合には歯を失う可能性があるためです。また、矯正治療を始めてからでは、虫歯・歯周病治療のために、矯正装置の取り外しや矯正治療の中断が必要になる可能性も考えられます。
さらに、矯正中の歯磨きが不十分だと、虫歯や歯ぐきの炎症が起こりやすくなります。口腔トラブルがあると、矯正の進行が遅れ、結果として治療期間が延びる原因となります。
歯と歯ぐきの状態が健康であることは、矯正を順調に進めるうえでの大切な条件といえるでしょう。
口周りの癖や習慣がある
日常の癖や習慣は、矯正治療の進行に大きく影響する要素です。たとえば、舌で歯を押す癖、唇を噛む癖、頬杖をつく癖、うつ伏せ寝や横向き寝などが挙げられます。これらの癖は、歯や顎に持続的な圧力をかけるため、歯並びが乱れる原因としても知られています。
こういった癖があると、矯正治療によって理想の位置に歯を動かすための力をかけたとしても、癖による別方向への圧力もかかり続けてしまいます。これにより、想定通りに歯の移動が進まず、治療期間が延びる結果になるのです。
また、矯正治療中に癖を直さなければ、矯正治療が完了したあとも歯が元の位置に戻るリスクが高まります。矯正治療後、歯が元の位置に移動することを後戻りと呼びますが、後戻りを防ぐためにも、口周りの癖は改善しておく必要があるでしょう。
装置を正しく着用できていない
矯正装置の使用方法を正しく守らないと、治療が予定より長引く原因になります。特に、マウスピース矯正では、1日20〜22時間の装着が必要とされており、これが守られないと歯の動きが遅れます。
また、食事や歯磨きのあとに装置の再装着を忘れると、計画どおりに歯が動かなくなります。矯正治療は患者さま自身の協力が欠かせない治療であることを意識して、日々の習慣を整えることが大切です。
通院頻度を守っていない
矯正治療において、定期的な通院は非常に重要です。治療中は、ワイヤーの調整や装置の点検、歯の動きの確認などを行うため、一般的に月に一度の頻度で通院する必要があります。この通院スケジュールを守らず、予約を先送りにしたり、間隔が空いたりすると、歯の動きに遅れが出て、治療が予定より長引くことがあります。
特に、治療初期や段階的な調整が必要な時期に通院が途切れると、矯正力が適切にかからず、予定通りに歯が動かなくなる可能性が高くなります。治療期間を延ばさないためには、毎回の通院を確実に行うことが不可欠です。
マウスピース矯正においても、歯の移動が問題なく進んでいるか、虫歯や歯周病などのトラブルが発生していないかを確認するために、定期的に通院する必要があります。
歯の矯正期間を長引かせないためには

矯正治療を計画通りに進めるためには、日々の生活の中で意識すべき点がいくつかあります。ここでは、矯正期間を長引かせないためのポイントについて解説していきます。
装置の扱い方に注意する
矯正装置は精密な医療機器であり、丁寧に扱うことが大切です。
マウスピース矯正の場合、外したあとに専用のケースに入れずに机やバッグの中にそのまま入れると、破損する可能性があります。また、透明な素材のため誤って捨ててしまうケースも少なくありません。ワイヤー矯正においても、過度に触ったり硬いものを噛んだりすると、装置が破損したりワイヤーが外れたりすることがあります。
装置に不具合があると、適切な矯正力がかからなくなるため、歯の移動がスムーズに進まなくなります。その結果、治療期間が延びる可能性もあるでしょう。装置を取り扱う際には常に注意を払い、破損や紛失を防ぐよう心がけてください。
口腔ケアを徹底する
矯正中は、装置の周りに食べかすやプラークがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。そのため、毎日の歯みがきを丁寧に行うことがとても大切です。
専用の歯ブラシや歯間ブラシ、デンタルフロスなどを使い、装置の隙間や歯ぐきのまわりまでしっかり清掃しましょう。口の中を清潔に保つことで、矯正治療中にトラブルが起こるのを防ぎ、スムーズに治療を進められます。矯正期間を長引かせないためにも、日々の口腔ケアを丁寧に行うことが大切です。
通院を怠らない
矯正治療中は、定期的に歯科医院を受診することが大切です。装置の調整や歯の動きのチェックを通して、計画どおりに治療が進んでいるか確認します。
少しのズレでも、そのまま放置すると歯の動きが遅れ、結果的に矯正期間が延びる可能性があります。特にワイヤー矯正では、力の調整を繰り返すことで少しずつ歯が動いていくため、次の調整までの間隔が空きすぎると計画通りの力が加わらず、歯の動きが停滞します。
また、治療中に装置が外れたり、口内炎ができたりした場合も、すぐに受診して対応することが大切です。自己判断で装置を外したり、様子を見て放置したりすると、後で大きなトラブルにつながるかもしれません。
まとめ

矯正治療にかかる期間は、使用する装置や治療部位によって異なります。部分矯正は3か月〜1年程度、全体矯正は1年半〜3年が目安とされます。
治療が長引く原因には、虫歯や口腔習慣、装置の破損などがあります。期間を延ばさないためには、日々の装置管理や口腔ケア、定期通院が欠かせません。
矯正治療を検討されている方は、岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は「すべての方が安心して気軽に通える歯科医院」をコンセプトとして治療を提供しております。当院の診療案内ページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ご活用ください。
