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プレオルソは何歳から使用できる?対象年齢と治療のメリット・注意点
こんにちは。岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」です。

子どもの歯並びや噛み合わせは、見た目だけでなく発音や咀嚼、さらには全身の健康にも影響を及ぼす重要な要素です。
近年では、成長期の発達を活かした矯正方法としてプレオルソに注目が集まっています。この方法は、歯を並べることだけを目的とするのではなく、口周りの筋肉や舌の動き、呼吸の状態などにも目を向ける点が特徴です。
早い段階から口腔環境を整えることで、健やかな成長を支える基盤づくりにもつながります。
この記事では、プレオルソの対象年齢とともに、治療によるメリット・注意点について解説します。小児矯正を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
プレオルソとは

プレオルソとは、子どもの成長期に使用されるマウスピース型の装置で、口周りの筋肉や舌の動き、呼吸の状態などを整えることを目的としています。やわらかい素材で作られており、主に就寝時や日中の限られた時間に装着して使用します。
この装置は、口の中の環境を整えることに重点を置いている点が特徴です。例えば、舌の正しい位置を身につけることや、口呼吸から鼻呼吸へと導くことなど、日常の習慣に働きかけます。こうしたアプローチにより、成長期の発達をサポートしていきます。
また、装置は取り外しが可能で、生活リズムに合わせて無理なく取り入れやすい設計となっています。子どもの自然な成長を活かしながら、口腔機能の土台づくりを目指す方法として広く知られています。
プレオルソの対象年齢は?

プレオルソは、主に5歳から10歳ごろの子どもを対象に使用されることが多い装置です。この時期は乳歯と永久歯が混ざり合う混合歯列期と呼ばれ、顎や口周りの筋肉が成長途中にあります。
このタイミングに装着することで、舌の使い方や呼吸の仕方など、日常的な動きに働きかけやすくなります。特に前歯が生え変わる頃は変化が起こりやすく、適切な時期とされています。
ただし、開始のタイミングは個人差があるため、年齢だけで判断するのではなく、歯や顎の状態、生活習慣などを踏まえて検討することが大切です。歯科医師の診断を受けながら、無理のない時期を見極めることが重要です。
早すぎる場合の注意点
プレオルソの使用を始める時期が早すぎる場合、十分な効果につながりにくいことがあります。特に顎や口周りの筋肉の発達がまだ未熟な段階では、装置の働きが活かされにくく、変化が現れにくい可能性があります。
また、年齢が低いほど装置の装着に対する理解が難しく、決められた時間を守ることが負担になるケースも見られます。装着を嫌がる状況が続くと、習慣として定着しにくくなる点にも注意が必要です。
早く始めることが必ずしも良い結果につながるとは限らないため、発育の状態を確認しながら進めていくことが求められます。
遅すぎる場合の注意点
プレオルソの使用開始が遅くなると、成長期の変化を活かしにくくなります。顎や口周りの筋肉の発達がある程度進んだあとでは、装置による働きかけが十分に届きにくくなることがあります。
また、習慣の改善にも時間がかかりやすくなります。例えば、口呼吸や舌の位置といった日常的な癖が長く続いている場合、短期間での改善は難しくなる傾向があります。
さらに、状態によってはプレオルソだけで対応しきれないケースも見られます。そのため、適切な時期を逃さないよう、早めに口腔内の状態を確認し、タイミングを見極めることが重要です。
プレオルソでの治療のメリット

プレオルソでの治療には、多くのメリットがあります。
取り外しができる
プレオルソは食事や歯みがきの際に外せるため、口腔内を清潔に保ちやすい点が特徴です。固定式の装置に比べて虫歯や歯周トラブルのリスクを抑えやすく、日常生活への影響も少ないでしょう。
装着時間が短い
プレオルソは、日中1時間と就寝中に装着するだけでよいため、日中の長時間の装着を必要としません。そのため、お子さんの生活に大きな負担をかけることなく、無理なく治療を続けられるのが大きな特長です。
学校生活や習い事などへの影響もないため、お子さんでも続けやすいでしょう。
痛みが少ない
プレオルソはやわらかい素材で作られており、口の中に入れたときの当たりがやさしいのが特徴です。強い力が加わるものではないため、装着時の負担を感じにくいでしょう。また、使用する時間が限られているため、長時間にわたって違和感が続きにくい点もポイントです。
口周りの癖の改善が期待できる
プレオルソは、口呼吸や舌の位置など、口周りの悪い癖の改善にも効果が期待できます。これらの癖を放置すると、歯並びや顎の発達に悪影響を及ぼすことがあるため、早期に改善することが大切です。
プレオルソを装着することで、口を閉じる習慣が自然と身につき、正しい呼吸や舌の使い方が促されます。歯並びだけでなく、口腔機能全体のバランスを整える効果がある点も、プレオルソが注目されている理由のひとつです。
将来的な矯正治療の負担を軽減できる
プレオルソで早期に口の機能や歯並びの土台を整えておくことで、その後に本格的な矯正が必要になった場合でも、負担を軽減できる可能性があります。
例えば、歯を動かすスペースが足りないときに抜歯が必要になることがありますが、プレオルソで正しい成長を促しておけば、抜歯せずに治療できるケースもあります。また、歯の移動がスムーズになり、治療期間が短くなるケースもあるでしょう。
のちの負担を減らす意味でも、子どもの時期からの予防的アプローチとしてプレオルソは有効です。
プレオルソで治療するときの注意点

プレオルソには多くのメリットがある一方で、治療の効果を十分に引き出すためにはいくつかの注意点があります。
自己管理が必要
プレオルソは、毎日の装着を継続することが治療効果を左右します。
日中の1時間と就寝中にきちんと装着しなければ、思うような成果が得られません。そのため、保護者の方が日々の装着状況を見守りながら、子どもが自然にプレオルソを使う習慣を身につけられるよう、声かけや工夫を続けることが求められます。
適応できない症例もある
プレオルソはすべての歯並びに対応できるわけではありません。重度の不正咬合や骨格的な問題がある場合には、別の矯正方法が選択されることがあります。そのため、事前にしっかりと診断を受け、現在の状態に合っているかを確認することが大切です。
装着時に違和感を覚えることがある
柔らかい素材とはいえ、口の中に装置を入れるため、最初のうちは話しづらさや異物感を覚えることがあります。時間の経過とともに慣れることが多いものの、継続的な装着には一定の慣れが必要です。
定期的な通院が必要
プレオルソ治療では、定期的な歯科医院でのチェックが必要です。
お子さんの顎や歯の成長は日々変化しており、治療の効果を確認しながら進めるには、専門的な判断が欠かせません。通院を通じて装置の状態や使用状況をチェックし、必要に応じて調整を行うことで、より良い治療結果が期待できます。
まとめ

プレオルソは、子どもの成長期に合わせて使用される装置であり、開始する年齢やタイミングが重要なポイントとなります。特に5歳から10歳ごろは、口周りの筋肉や舌の使い方、呼吸の習慣に働きかけやすい時期とされています。
一方で、開始が早すぎても遅すぎても十分な変化につながりにくい場合があるため、年齢だけで判断するのではなく、口の中の状態や成長の進み方を踏まえた見極めが求められます。
また、継続して装着することが前提となるため、日常生活のなかで無理なく続けられるかも大切な要素です。歯科医師の診断を受け、お子さんに合ったタイミングで治療を開始することが重要といえるでしょう。
小児矯正を検討されている方は、岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」にお気軽にご相談ください。
当院は「すべての方が安心して気軽に通える歯科医院」をコンセプトとして治療を提供しております。当院の診療案内ページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ご活用ください。
