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コラム

虫歯を放置するとどうなる?リスクと治療法・予防法

こんにちは。岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」です。虫歯は、初期の段階では自覚症状が少なく、つい放置されがちな病気です。しかし、虫歯を放置すると、進行するにつれて健康への影響が大きくなり、最終的には歯を失う原因にもなります。

また、虫歯が深くまで進行すると、治療の負担が増え、時間や費用もかかるようになります。今回は、虫歯の進行段階で現れる症状や、放置によるリスク、治療法、そして虫歯を予防する方法について解説します。

虫歯は進行の段階によって治療法が変わるため、どの程度進んでいるかを知ることが大切です。

 【初期虫歯(C0〜C1)

虫歯の最も初期の段階がC0です。この段階ではエナメル質の表面が白く濁ってツヤが失われますが、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。C1まで進行すると、エナメル質にわずかな穴があくこともありますが、まだ神経までは到達していません。この段階では、削らずにフッ素塗布やブラッシングの改善などで進行を止められることもあります。

中等度虫歯(C2)

虫歯がエナメル質の内部にある象牙質にまで進行すると、中等度の虫歯(C2)と診断されます。象牙質はエナメル質よりも柔らかく細菌が進行しやすいため、虫歯の進行スピードが加速します。この段階になると冷たいものや甘いものを口にしたときにしみるなど、はっきりとした違和感や軽い痛みを感じるようになります。C2の治療では、虫歯部分を削ったあとに詰め物(インレー)で補うのが一般的です。この処置で神経のある歯として残せる可能性が高まるものの、削る範囲が広がります。また、ここでの処置を怠ると虫歯はさらに深部へ進み、より複雑な治療が必要になります。そのため、早期発見と迅速な対応が重要です。

 

重度虫歯(C3)

歯の神経にまで虫歯が達した状態です。痛みは強くなり、ズキズキとした痛みが続くことがあります。根管治療などで神経を取り除き、歯を残す治療が必要になります。

 

 最重度虫歯(C4)

最重度虫歯(C4)は、歯としての形がほとんど残っておらず、歯根と呼ばれる部分だけがかろうじて残っている状態です。この段階では、神経が死んでしまっていることも多く痛みを感じないケースもあります。しかし、細菌は歯根の奥深くまで入り込み、歯を支えている骨にまで影響を与える可能性があります。このような感染が進行すると、膿がたまり、顔が腫れたり発熱を引き起こすなど、全身に影響を与えることもあるため注意が必要です。C4まで進行した歯は、ほとんどの場合で抜歯以外の選択肢がなくなります。治療後は、入れ歯やブリッジ、インプラントなどで失った歯の機能を補うことになります。「虫歯を放置するとどうなる?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。ここでは、虫歯を放置する主なリスクを解説していきます。

 *痛みが強くなる

虫歯が神経にまで達すると、冷たいものや熱いものがしみるようになり、さらに進行すると何もしていなくてもズキズキとした強い痛みを感じるようになります。こうなると市販の痛み止めでは対処しきれず、生活に支障をきたすこともあります。治療も神経を取り除く根管治療が必要になるため、通院回数や治療費も増える傾向があります。初期段階であれば簡単に治せたはずの虫歯も、放置することで痛みが増し、大掛かりな治療が必要になります。

* 歯を失う可能性がある

虫歯によって歯の構造が大きく損なわれると、詰め物や被せ物で修復することが困難になります。また、歯の根の部分まで細菌に感染が及び、根の治療(根管治療)を行っても改善が見込めない場合、最終的には抜歯を選択せざるを得ないケースもあります。歯を1本でも失うと周囲の歯のバランスも崩れ、噛み合わせが悪くなったり、発音や咀嚼機能に支障をきたすことがあります。さらに、歯を失った部分を放置すると、ほかの歯が移動して歯並びが乱れる場合もあります。

全身の健康に影響を及ぼす

虫歯をただの口の中の問題と捉えていると、思わぬ健康リスクを見逃すことになります。虫歯を放置すると、虫歯菌が血流に乗って全身に広がり、心臓や脳、内臓などに悪影響を及ぼすことがあるのです。たとえば、心内膜炎や脳梗塞などの疾患を招くケースも報告されています。また、糖尿病の人は、口腔内の感染が血糖コントロールに影響を与えることもあるため、虫歯は放置せず早期に治療する必要があります。

*治療の負担が増える

虫歯を放置していると、やがて歯の神経まで炎症が広がり、激しい痛みが出るようになります。そうなると、神経を取り除く根管治療が必要になり、1回で終わる処置ではなく、複数回の通院が必要になります。さらに、歯の内部を削るため歯自体も弱くなります。痛みがなくても、見えないところで虫歯が進行していることは少なくありません。早い段階で処置すれば削る範囲も小さく、治療回数も少なく済みますが、進行すればするほど治療の負担は大きくなるのです。

・虫歯の治療法

虫歯は進行度によって治療方法が異なります。ここでは、虫歯の進行段階ごとにどのような治療方法が取られるのかを詳しく解説します。

【初期虫歯の治療】

初期の虫歯(C0〜C1)では、痛みなどの自覚症状がほとんどなく、早期に発見できれば歯を削らずに治療できることがあります。この段階では、フッ素を塗布し、再石灰化を促す処置が行われます。フッ素の力によって、歯の表面の弱くなった部分が自然に修復される可能性があるためです。また、軽度の虫歯でごく一部が溶けた場合は、削る量を最小限に抑え、白い樹脂(レジン)で穴を詰める治療が選択されます。これは1回の通院で終わることが多く、身体への負担も少ない方法です。初期虫歯は、見た目の変化がわずかなため、定期的な歯科検診での早期発見が非常に重要です。

【 中等度虫歯の治療】

虫歯がエナメル質の下にある象牙質にまで進行すると、冷たいものや甘いものがしみるといった症状が現れやすくなります。この段階では、虫歯部分を少し広めに削ったあと、詰め物(インレー)を使って修復するのが一般的です。インレーは型取りを行い、金属やセラミックなどの素材で作製されます。見た目や耐久性を重視する場合にはセラミックを選ぶことも多いです。

【 重度虫歯の治療】

虫歯が神経にまで達している場合は、根管治療(こんかんちりょう)が必要になります。根管治療は、歯の中にある神経や血管が通る細い管を清掃・消毒し、薬剤を詰めて密封する処置です。処置後、土台を立ててクラウン(被せ物)で補強します。治療には数回の通院が必要ですが、歯を残すためには不可欠な処置です。

【 最重度虫歯の治療】

歯の大部分が破壊されて根だけが残った状態や、炎症が顎の骨にまで広がった状態では、歯を抜かなければならない場合があります。抜歯後は、歯のない状態を放置せず、早めに歯の機能を補う治療を行うことが大切です。治療法には、両隣の歯を削って人工の歯を固定するブリッジや、取り外し可能な入れ歯、人工歯根を埋め込むインプラントなどがあり、それぞれ特徴や適応条件が異なります。

*虫歯の進行を防ぐには

虫歯が悪化する前に対処するためには、日々の生活習慣と適切なケアが欠かせません。ここでは、進行を未然に防ぐための具体的な方法をご紹介します。

【 定期的に歯科検診を受ける】

虫歯を早期に発見して悪化を防ぐためには、日常のケアだけでなく、歯科医院での定期検診を習慣にすることが非常に大切です。自分では気づきにくい初期の虫歯や、磨き残しがある部位なども、歯科医師のチェックでしっかり確認できます。また、定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受けることで、歯垢や歯石を取り除き、虫歯の原因となる細菌の増殖を防げるようになります。一般的には3〜6か月に一度のペースで検診を受けるのが理想とされています。

【 毎日のセルフケアを徹底する】

虫歯を予防するための基本は、やはり毎日のセルフケアです。食後のブラッシングはもちろん、寝る前の歯磨きは特に丁寧に行いましょう。歯ブラシだけではなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使うことで、歯と歯の間に詰まった汚れまでしっかり落とせます。また、フッ素入りの歯磨き粉を使うことで、歯を強くしながら虫歯のリスクを減らせます。強くこすりすぎず、やさしく丁寧に磨くことを心がけるのもポイントです。

【 食生活を見直す】

糖分の多い食べ物や粘着性のあるお菓子を頻繁に口にしていると、虫歯になるリスクが高まります。甘いものを食べる習慣がある場合は、時間を決めてまとめて食べるようにし、だらだらと食べ続けるのを避けましょう。また、よく噛んで食べることも虫歯予防につながります。しっかり噛むことでだ液の分泌量が増え、口の中の汚れを洗い流しやすくなります。食後はできれば歯みがきを行い、水分もしっかりとって口の中を清潔に保つように心がけてください。

*まとめ

虫歯を放置すると、さまざまな問題につながるリスクがあります。初期の段階であれば簡単な処置で済む虫歯も、放置することで治療が複雑になり、最悪の場合は歯を失うことにもなりかねません。

虫歯を防ぐためには、毎日のセルフケアと定期的な歯科検診が欠かせません。少しでも違和感を覚えたときには放置せず、早めに歯科医院を受診することが大切です。虫歯の治療を検討されている方は、岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は「すべての方が安心して気軽に通える歯科医院」をコンセプトとして治療を提供しております。当院の診療案内ページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ご活用ください。