コラム|岐阜市加納朝日町で歯医者をお探しの方はありもと歯科まで

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インプラントとは?治療の特徴・種類・費用・他の治療との違いまで徹底解説

こんにちは。岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」です。

インプラントの模型を持つ歯科医師の手元

歯を失ってしまった場合「見た目や噛む力をどう取り戻せばよいのか」とお悩みの方は少なくないでしょう。放置すると食事や会話に支障をきたすだけでなく、周囲の歯や全身の健康にも悪影響を及ぼすことがあります。

失った歯を補う治療にはいくつかあり、なかでもインプラントとはどのような治療法か気になられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、インプラントとはどのような治療法か解説します。インプラントのメリットやデメリット、治療の流れについても解説しますので、インプラント治療を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントとは

インプラント治療の様子

インプラントとは、歯を失った部分に人工の歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する治療法です。見た目や機能が天然歯に近く、長期的な使用にも耐えられるという特徴があります。

インプラントの構造

インプラントは主に以下の3つのパーツで構成されており、これらが連携して天然歯に近い咀嚼機能や見た目を再現します。

  • インプラント体:顎骨に埋め込まれる人工歯根部分
  • アバットメント:インプラント体と人工歯をつなぐ部品
  • 上部構造:人工歯部分

インプラント治療が検討される主なケース

インプラント治療は、歯を失い日常生活に支障をきたす次のような状況で検討される治療法です。

  • 重度の虫歯や歯周病で抜歯が必要になった
  • スポーツや交通事故で歯を失った
  • 生まれつき歯が欠如している

このようなケースで噛む力や見た目の自然さを取り戻すためにインプラントが選ばれることがあります。

また、入れ歯が合わない方にとって、不安定さや異物感に悩まされることなく自然な感覚で食事や会話を楽しむことができるインプラントは快適な選択肢になるでしょう。

インプラントの種類

ツーピースのインプラントの構造

インプラントには、ワンピースタイプとツーピースタイプがあります。

ワンピースタイプは、インプラント体とアバットメントが一体化したものです。このタイプは、手術が1回で完了し、治療期間を短縮できるという利点があります。

ただし、角度の調整が難しいため、使用できる症例は限られます。

ツーピースタイプは、インプラント体とアバットメントが分離した構造で、現在では最も一般的に使用されているタイプです。角度や深さの調整が柔軟に行えるため、さまざまな症例に対応可能です。

ただし、通常は手術が2回に分けて行われるため、治療期間はやや長くなる傾向があります。

インプラントと他の歯科治療との違い

入れ歯を持つ歯科医師の手元

歯を失った際に選択される治療法には、インプラントのほかに入れ歯やブリッジがあります。ここでは、これらとの違いについて解説します。

入れ歯との違い

入れ歯は、歯茎や周囲の歯を支えにする取り外し可能な人工歯です。安価、かつ短期間で作製できる一方、装着時の違和感や咀嚼力の低下、発音のしづらさなどが課題となることがあります。

これに対してインプラントは、顎の骨に人工歯根を埋め込むことでしっかりと固定され、天然歯に近い噛み心地と安定感を得ることができます。また、見た目も自然で、食事や会話の際のストレスが少ないのが特徴です。

ブリッジとの違い

ブリッジは、失った歯の両隣の歯を削って支えとし、橋渡しをするように人工歯を固定する方法です。外科的手術が不要ですが、健康な歯を削る必要があるため、将来的な歯の寿命に影響を与える可能性があります。

一方、インプラントは周囲の歯に負担をかけず、独立した歯として機能するため、長期的なお口の健康維持に貢献します。

インプラント治療のメリットとデメリット

インプラントのメリットとデメリットのイメージ

インプラント治療には多くの利点がある一方で、注意すべき点も存在します。

インプラント治療のメリット

最大のメリットは、噛み心地の自然さと見た目の美しさです。入れ歯のような違和感がなく、会話や食事も快適に楽しめます。

また、周囲の歯を削る必要がないため、他の歯への負担が少ないのも大きな利点です。さらに、インプラントが骨に刺激を与えることで、顎の骨が痩せるのを防ぐ効果も期待できます。

インプラント治療のデメリット

インプラント治療には保険が適用されません。自費診療になるため、全額自己負担となります。費用は1本あたり30〜50万円程度かかることが一般的です。治療費用が高額になる点はデメリットといえるでしょう。

また、外科手術が必要なため、体への負担や感染のリスクもゼロではありません。治療には6か月〜1年程度かかることが多く、通院回数も増える傾向があります。

治療後も、インプラントを長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが欠かせません。

インプラント治療の流れと期間

インプラント治療のためのレントゲン検査

治療は以下のような流れで行われます。治療期間は6ヶ月~1年程度ですが、個人差があります。

カウンセリングと治療前の検査

はじめにカウンセリングを行い、お口の中の状態を確認したり、患者さんのお悩みやご要望をうかがったりします。

その後、レントゲンやCT撮影で、顎の骨の状態や神経の位置を確認します。これにより、安全に治療を進められるかどうかを総合的に判断します。

事前治療

歯周病や虫歯がある場合は、インプラント手術の前にそれらの治療を行います。また、骨量が不足している場合には、それを補うための骨造成などの処置が必要となり、数週間〜数ヶ月ほど治療期間が延びることがあります。

インプラントの埋入手術

インプラント体を顎の骨に埋め込む手術を行います。局所麻酔下で行われ、通常は日帰りで可能です。術式には一回法と二回法がありお口の状態に応じて選ばれます。

一回法は、インプラント体の埋入と同時にアバットメントを取り付ける方法です。

手術は1回で済み、治療期間も短縮できますが、インプラント体が歯肉の上に露出した状態で治癒期間を過ごすため細菌感染のリスクがやや高く、適応できる症例は限られます。

二回法は、インプラント体を埋め込んだあと歯肉を縫合し、骨としっかり結合した段階で、再度歯肉を切開してアバットメントを取り付ける方法です。

細菌感染のリスクが低く、骨造成などの追加処置が必要な場合にも対応できるため、ほとんどの症例に適応可能です。治療期間は長くなりますが、安全で予後も安定しています。

治癒期間

インプラント体が顎の骨としっかり結合するまでの期間で、治療の成功に欠かせない重要なステップです。骨の質や体調によって期間は前後しますが、3〜6ヶ月程度が目安です。

アバットメント装着と歯肉の治癒(二回法の場合)

インプラント体の定着後に再度歯肉を切開し、アバットメントを装着します。その後、歯肉の形が整うまで2〜4週間ほど待ちます。

人工歯の装着

歯型を取り、色や形を調整した人工歯を作製・装着します。噛み合わせの確認を行い、違和感がないように仕上げて完了です。

インプラント治療にかかる費用と保険適用

インプラントにかかる費用のイメージ

インプラント治療にかかる費用や保険適用について解説します。

費用相場

インプラント治療の費用は、主にインプラント体や上部構造などの材料費、手術にかかる技術料で決まります。

一般的には1本あたり30万〜50万円程度が相場ですが、使用する素材や治療の難易度、歯科医院の設備や地域によっても差があります。また、骨造成などの追加の処置が必要な場合、その分費用が高くなることもあります。

保険適用の可能性

インプラント治療は、原則として自由診療となり健康保険の適用外です。

ただし、先天的な疾患や事故など特別な事情がある場合に限り、一部保険が適用されるケースもあります。

インプラントの寿命とメンテナンス

長年インプラントを使用している女性

インプラントは、適切なケアを行えば10年以上使用が可能です。

ただし、その寿命は患者さんのお口の状態や生活習慣、そして日々のメンテナンスによって大きく左右されます。

寿命を左右する要因

インプラントを失うリスクを高めるのが、インプラント周囲炎です。

これは、インプラントの周囲に歯垢が蓄積することで、歯茎や顎の骨に炎症が起こる病気で、歯周病に似た症状を示します。進行するとインプラントがぐらつき、最悪の場合は除去が必要になることもあります。

また、喫煙や歯ぎしりなどの習慣も、血流や免疫力を低下させたり負荷をかけたりして、インプラントの寿命を縮める原因になります。

長持ちさせるためのメンテナンス

インプラントを長く使い続けるためには、日常的なケアと専門的なメンテナンスが欠かせません。

インプラントの周囲も天然歯と同様に歯ブラシを使って丁寧にブラッシングを行いましょう。デンタルフロスや歯間ブラシも使って、細かい部分に付着した汚れを除去することも大切です。

さらに、歯科医院で定期的にメンテナンスを受け、インプラントや周囲の歯茎の健康状態を確認することで、トラブルの早期発見・対応につなげることができます。

インプラント治療を受けられない場合と注意点

インプラント治療を受けられない場合と注意点を伝える歯科衛生士

インプラント治療はすべての方に適しているわけではありません。治療が適応できない場合や注意すべき点があるため事前に理解しておくことが大切です。

インプラント治療が難しいケース

重度の糖尿病や心疾患、骨粗しょう症などの全身疾患がある場合や、顎の骨が極端に少ない場合には治療が難しいことがあります。また、未成年者や妊娠中の方、放射線治療を受けている方も慎重な判断が必要です。

喫煙習慣がある場合も、治療の成功率に影響を及ぼす可能性があるため、事前に歯科医師とよく相談しましょう。

治療前に確認しておきたい注意点

治療前には、全身の健康状態や服用中の薬、生活習慣について正確に申告することが大切です。また、治療後も定期的なメンテナンスが必要なため、継続的な通院が可能かどうかも確認しておきましょう。

まとめ

インプラント治療をした笑顔の女性

インプラント治療とは、失った歯の機能を補うために人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を装着する歯科治療です。入れ歯やブリッジと異なり、周囲の歯に負担をかけず見た目や噛む力の回復が期待できます。

ただし、外科手術が必要で、費用も高額です。また、全ての人が治療を受けられるわけではありません。

治療を検討する際は、特徴やリスク、費用を十分に理解することが大切です。

インプラント治療を検討されている方は、岐阜市加納朝日町、JR東海道本線「岐阜駅」より徒歩10分にある歯医者「ありもと歯科」にお気軽にご相談ください。

当院は「すべての方が安心して気軽に通える歯科医院」をコンセプトとして医院の設計や治療をご提供しております。

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