
入れ歯(義歯)治療DENTURE
ありもと歯科の入れ歯治療への想い
「今の入れ歯が痛くて、よく噛めない」
「食事のたびに、外れてしまわないか心配になる」
「人前で口元を見られるのが気になってしまう」
「どうせ入れ歯だから、こんなものだろう」
もし、あなたがそのように諦めにも似た気持ちをお持ちでしたら、ぜひ私たちにお話をお聞かせください。

ありもと歯科が目指すのは、単に失った歯の形を補うだけの、単なる「道具」としての入れ歯ではありません。
・お口にぴったりと合い、痛みなく、ご自身の体の一部のようにしっかりと噛めること
・自然な見た目で、食事や会話を心から楽しめること
・そして何より、残っている大切な歯をこれから先も守り続けてくれること
私たちは入れ歯を患者様のこれからの人生をより豊かで快適なものにするための、大切な「パートナー」であると考えています。
その想いを込めて、一つひとつの入れ歯をお作りしています。
ありもと歯科が考える「理想の入れ歯」
単なる「歯の代用品」ではありません
「良い入れ歯」とは、どのようなものでしょうか。
私たちは、以下の四つの条件が満たされて、初めて理想の入れ歯と言えるのだと考えています。
| 機能性 | 硬いものでも、粘りのあるものでも、しっかりと噛み砕けること |
| 審美性 | 入れ歯であることが分からないほど、自然で美しい見た目であること |
| 快適性 | お口の中にすっきりと収まり、違和感なく楽に話せること |
| 保護性 | 残っている大切な歯や、顎の骨に過度な負担をかけないこと |
特に、私たちが最も重要視しているのが、この四つ目の「保護性」です。
残っている歯の未来を守るための「設計」
入れ歯作りにおいて最も大切なことは、「残された歯にいかに負担をかけないか」ということです。
不適切な設計の入れ歯は、バネをかけている健康な歯にテコの原理で無理な力をかけ続け、その歯の寿命を確実に縮めてしまいます。
結果として、次々と歯を失うという負の連鎖に陥ってしまうのです。

私たちは、まずお口全体の精密な検査を行います。
歯周病の専門家として、残っている一本一本の歯がどのくらいの力まで耐えられるのか、歯を支える骨の状態はどうかを正確に診断します。
その上で、どの歯にどのような形のバネをどのくらいの力でかけるのが最も安全か、噛んだ時の力がお口全体にどのように分散されるのが最も理想的かを検討します。
CTなどの情報も活用しながら、残っている歯の未来を守ることを最優先に、入れ歯の「設計」を行っていきます。
保険の入れ歯と自費の入れ歯の違い
入れ歯治療には、健康保険が適用されるものと適用されない自費診療のものがあります。
その違いは、単に費用の差だけではありません。
機能性、審美性、そして快適性を追求するために、使用できる材料や製作にかけられる時間に本質的な違いがあるのです。
保険診療の入れ歯
国民皆保険制度のもと、「最低限の機能回復」を目的として作られる入れ歯です。
主な特徴
| 材料 | 主に、ピンク色のプラスチック(アクリルレジン)と金属のバネで作られます |
| メリット | 健康保険が適用されるため、費用を安く抑えることができます |
考慮すべき点
- 厚みと違和感:強度を保つために、プラスチック部分を厚く作る必要があり、お口の中が狭く感じられたり、発音がしにくくなったりすることがあります
- 熱が伝わりにくい:プラスチックが、食べ物の温かさや冷たさを遮断してしまうため、食事の味わいが損なわれがちです
- 目立つ金属のバネ:歯にかける金属のバネが、見た目に目立ってしまうことがあります
- 安定性:時間と共に、プラスチックが変形したり、すり減ったりすることがあります

自費診療の入れ歯
機能性、審美性、快適性など、患者様一人ひとりのより高いご要望にお応えするために、材料や設計、製作工程に一切の制約なく作られる、オーダーメイドの入れ歯です。
費用は高くなりますが、それに見合うだけの数多くの優れた点があります。
様々な入れ歯の種類
当院では、患者様のお悩みやご希望に合わせて、様々な種類の高機能な自費の入れ歯をご用意しています。

ノンクラスプデンチャー
このようなお悩みに・「入れ歯の金属のバネが見えるのが嫌だ」
・「人から、入れ歯だと気づかれたくない」
・「装着した時の締め付け感が苦手だ」
どのような入れ歯か金属のバネを一切使わず、歯ぐきの色に近い弾性のある特殊な樹脂で作られた部分入れ歯です。
バネの代わりに、樹脂そのものが歯ぐきを包み込むようにして、入れ歯を安定させます。
主な特徴
| 審美性 | 金属のバネがないため、見た目が非常に自然で、入れ歯を入れていることにほとんど気づかれません |
| 快適性 | 非常に軽く、弾力性があるため、お口によく馴染み、装着した時の違和感や締め付け感が少ないのが特徴です |
| 保護性 | 残っている歯にかかる負担を和らげることができます |
費用
100,000〜300,000円(税込)

金属床義歯
このようなお悩みに・「入れ歯の厚みが気になって、うまく話せない」
・「食べ物の温かさや冷たさを、もっと感じて食事を楽しみたい」
・「丈夫で、長く使える入れ歯が欲しい」
どのような入れ歯か歯ぐきに触れる主要な部分が、非常に薄い金属のプレートで作られた入れ歯です。
総入れ歯、部分入れ歯、どちらにも対応できます。
使用する金属には、一般的な「コバルトクロム」のほか、より軽くアレルギーのリスクが少ない「チタン」などがあり、ご希望に応じて選択できます。
主な特徴
| 快適性 | 金属は強度が高いため、保険のプラスチックの約3分の1程度の薄さで作製できます。これにより、お口の中が広く感じられ、違和感が少なく、発音も非常にしやすいです。 |
| 食事が美味しい | 金属は熱をよく伝えるため、食べ物の温かさや冷たさが瞬時に上顎に伝わります。これにより、食事をより一層美味しく味わうことができます。 |
| 耐久性と安定性 | 丈夫で、歪みが少なく、長期間にわたって安定した状態で快適に使用することができます。 |
費用
350,000〜500,000円(税込)
ありもと歯科の「精密入れ歯製作」へのこだわり
「痛くない」「よく噛める」「外れない」そして「美しい」。
その、当たり前のようで実は非常に難しい条件を満たす入れ歯を作るために、
私たちは目に見えない部分の一つひとつの工程にこだわりを持って取り組んでいます。

こだわり1:お口の動きまでを再現する「精密な型採り」
良い入れ歯作りのすべての始まりは、精密な「型採り」にあります。
私たちは、単に歯や歯ぐきの形を写し取るだけではありません。
話す時、笑う時、そして食べ物を飲み込む時。
その時々で、頬や唇、舌といったお口周りの筋肉は複雑に動いています。
その筋肉の動きまでを精密に型に記録する「筋形成印象」という特別な型採りの手法を用います。
これにより、お口の動きを妨げない最適な入れ歯の輪郭を決定することができるのです。
この丁寧な工程こそが、「動いても痛くない、外れない」入れ歯の土台となります。

こだわり2:噛み合わせを再構築する「正確な記録」
長年、歯が抜けたままの状態であったり、合わない入れ歯を使い続けていたりすると、本来の正しい噛み合わせの位置が分からなくなってしまっていることが多くあります。
私たちは、様々な検査機器や手法を用いて、その患者様にとって顎の関節が最も安定し、筋肉が最もリラックスできる理想的な噛み合わせの位置を正確に探し出し、記録します。
この正しい位置で噛めるように入れ歯を作ることで、しっかりと力が入り、楽に噛めるようになります。

こだわり3:美しさと機能を生み出す、
歯科技工士との協同作業
入れ歯は、歯科医師の設計図を基に、専門の「歯科技工士」がその技術の粋を集めて作り上げる、オーダーメイドの精密な装置です。
私たちは、入れ歯製作において卓越した技術と豊富な経験を持つ、信頼できる歯科技工所と密に連携しています。
患者様のお顔の写真や、お口のデータを共有し、人工の歯をどのように並べれば最も自然で若々しく見えるか、どのように配置すれば最も効率よく安定して噛めるようになるかを検討します。
歯科医師と歯科技工士が、専門家同士として意見を交換し合い、まさに二人三脚で一つの最高の入れ歯を創り上げていくのです。
入れ歯完成後のお付き合いについて
入れ歯は、「作って終わり」ではありません。
むしろ、完成した時が快適な状態を維持していくための新しいお付き合いの始まりです。

定期的なメンテナンスの重要性
お口の中の状態は、常に一定ではありません。
歯を支えていた顎の骨は、年月の経過と共に少しずつ痩せていきます。
すると、最初はぴったりと合っていた入れ歯と、歯ぐきの間に少しずつ隙間ができて、入れ歯がガタついたり、痛んだりする原因となります。
そのため、数ヶ月から半年に一度は定期的にご来院いただき、入れ歯の状態をチェックさせていただくことが非常に重要です。

メンテナンス
・入れ歯の内面を、現在の歯ぐきの形に合わせて新しい材料で裏打ち(リベース)
・噛み合わせのバランス調整
・残っている大切な歯を虫歯や歯周病から守るための専門的なクリーニング
入れ歯と、残っているご自身の歯。
その両方を、私たちが責任を持って生涯にわたってサポートさせていただきます。
もう一度、食事の喜びを、そして心からの笑顔を。
そのための最善の道筋を、私たちと一緒に探してみませんか。
ご連絡を、心よりお待ちしております。
